daddy_pipecut

510: おさかなくわえた名無しさん 2008/10/07(火) 04:07:48 ID:bpsGR0lQ

4年前俺がひきこもりだった頃ある友達から久々にメールが来た

その時のやりとりは
「一緒に来て欲しい。闘う事になった、他にも**や**とかも来るよ。」
「今俺、外に出れる状態じゃない」
「水曜日だけど、無理?」
「…わかった。何か持ってくの?」
「さんきゅー(^O^)何ももってくんな」




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510: おさかなくわえた名無しさん 2008/10/07(火) 04:07:48 ID:bpsGR0lQ



当日約束の場所に到着するとそこにはメールをくれた友達しかいなく、
特に話す前に暴●団風の集団(7、8人だったかな)が近付いてきた。
友達は俺に「俺、友達**(俺)だけなんだな」と笑いながら呟いた
何とも言い返せずに苦笑いすると集団の一人が
「たった二人か?」と言ってきた。
友達が俯いたから俺は代わりに「うん」と頷く。
背だけはでかいから、彼らを見下した。

「へぇ」と一言だけ言うとその男が友達の腹を蹴った
とっさに俺はその男の足を掴んでいた。

それから数的不利によるリソチが始まった、俺は顔面を両手で守ることしかできなかった。


511: おさかなくわえた名無しさん 2008/10/07(火) 04:22:11 ID:bpsGR0lQ

>>510続

それでも手を引っ張られ顔面を○られ、歯が7本折れ後でわかったが
3時間近く膀胱され続け、両足はがくがくで左手はくっついてるだけ
だと思えるくらい動かなかった。

俺は意識は正常で、ただただ歯だけが痛かったが目を開ける理由が
ないからどうしようもなくずっとぐったりしていた。
「タヒんだか?」と「多分」という声の後に集団は立ち去った。

俺は体を動かしてみるとなんとか立てたので、友達を探したら、
溝に顔を突っ込んだ状態の友達がいた。
俺は巻き込まれたことはどうでも良く、友達を抱っこして人がいるとこに行った
助けてと言う前におじさんが「大丈夫か?」と聞いてきたから
「友達が動かない」と言った


512: おさかなくわえた名無しさん 2008/10/07(火) 04:40:27 ID:bpsGR0lQ

>>511続
救急車が来て、友達と俺は病院に行った。
友達が重傷なのは誰が見てもわかった。医者は俺にも「君は怪我はないか?」
と聞いてきた。俺は口の中は血の味がするが我慢できる痛みなので「うん。ない」と言った。

医者は友達の応急処置を始めた、友達は何の反応もない。

近くの病院につき、友達は直ぐに手術室に行った。
家族も来て、一言挨拶を交した。「何があったんですか」と問われたから「**くんと遊んでたらしらないやつらに襲われた」と言っておいた。

手術が終わり、友達は運ばれる。
医者は「脳に異常があり寝たきりになるかも」と説明していた。俺は全部聞く前に友達の病室に行った


513: おさかなくわえた名無しさん 2008/10/07(火) 05:02:28 ID:bpsGR0lQ

>>512続
暫くして家族もきたが1時間しても友達は目を開けなかった。
俺は邪魔なんじゃないかと思い、家族になんて言葉をかけていいのかわからず
「すみません」
と言って退散した。
○局で歯の痛み止に効くやつを買って家に帰った。
俺の母は俺の珍しい外出に驚きどこ行ってたのと聞かれたから「走ってきた」と言った。

痛み止を食欠んでも、少し痛かったが歯科に行く勇気もなくその日はなんとなく友達のメールを数回見返してから眠った。

朝起きると父が「歯、どうした」と聞いてきたので「抜けた」と答え。父に頼み歯科で差し歯をつけてもらった。

友達からのメールを二日待ったがこないから病室に行った。
友達は起きていて、笑ってこちらに手を振ったから俺も笑って近付いた。

「ごめん・・・」
友達はそう言ったから俺は「いいよ」と返した。
友達はあの日のことを何も言わないし、俺も聞く意味はなかった。

「退院したら、またやられる」
友達はそう言った。理由はわからないが俺はそうかと頷いた


514: おさかなくわえた名無しさん 2008/10/07(火) 05:23:22 ID:bpsGR0lQ

>>513続
俺は何の目標もないクズみたいな人間、だからこそ報復を決意するのは簡単だった。

俺は今まで色々な人に迷惑をかけたが、人道から外れるのは今回が初めてだと思った、でもそんなものより遥かに重要なものがある。数少ない友達の中でも前々から俺を気に掛けてくれていた、今は病室で寝たきりの友達だ。

その日から俺は外出に抵抗がなくなった。
毎日同じ黒いジャンパーで、帽子を目深に被りここいらで一番大きなスーパーに通った。

獲物を狩る為に。

それからの一週間以上の空白も俺にとっては貴重なイメージトレーニングの時間となったし、変な充実感があった。


運命のその日はどしゃぶりと言える雨だった。舞台は最高だった。


515: おさかなくわえた名無しさん 2008/10/07(火) 05:32:55 ID:M4tNochj

それでそれで


516: おさかなくわえた名無しさん 2008/10/07(火) 05:55:29 ID:bpsGR0lQ

>>514
鼓動が今までにないほどに高鳴るのがわかった。
現れたのは焼け付いて離れない顔のリーダー格の男だったから。

翌日、その男が住むボロ家が燃える様子を俺は一番近くで、最初から最後まで見ていた。

「不審火による火事」と地元で報道された。

直ぐに俺は友達の元に行った


「多分もう大丈夫だよ。」


517: おさかなくわえた名無しさん 2008/10/07(火) 05:58:31 ID:bpsGR0lQ

>>510-516
以上です。何度も失礼しました!消えます


518: おさかなくわえた名無しさん 2008/10/07(火) 06:09:17 ID:VK2j3zvU

>>516ヤバい話だけど、どしゃぶりじゃ点火にてこずったろ。人目は気にせずに済むが


519: おさかなくわえた名無しさん 2008/10/07(火) 06:11:12 ID:CxdQC5KF

>>517
禿げしく乙。


523: おさかなくわえた名無しさん 2008/10/07(火) 09:10:27 ID:bl+G7Ju8

>>516

なんかハードボイルドな感じで面白かった。乙。
引きこもっててもそれだから、元々身体能力高いんだね。
省略された部分も気になるところだけどw


524: おさかなくわえた名無しさん 2008/10/07(火) 09:47:12 ID:CpqhqKvH

ネタに自演に…




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