daddy_pipecut



597: 名無しさん@おーぷん 投稿日:2015/03/21(土) 13:14:27 ID:YP2

二軒隣のM田さんの話。

M田さんは父親(70代)・母親(60後半くらい)・ニート長男(40代)・障害者の妹(30代?)という家族構成で、父親の年金と、妹の障害者手当+施設の作業賃金で暮らしていた。
町内会長さんがしゅっちゅう顔を出して世話してる家だった。

どう考えてもニート長男がガンなのだが、この長男は小中学生の頃すごく出来が良くて「末は学者」とか言われていた。
その頃の栄光が両親は忘れられず、
「やる気さえ出してくれれば立派な息子になるはずだ」
と、ズルズル40過ぎまで甘やかしてしまったらしい。





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この長男は犬の散歩の時くらいしか外に出ないのだが、町内の住民と行き合うと唾を吐いてきたり暴.言.をかましてきたりする。

俺はこの長男より背が高くなってからは何も言われなくなったが、昔は犬をけしかけられたり、
「カッターナ○フを出せ。そのカッターでお前を切りつけても、おまえのモノだから俺は罪にならないドウタラコウタラ~」
とわけのわからん理屈を言われ絡まれたりしていた。



598: 名無しさん@おーぷん 投稿日:2015/03/21(土) 13:14:42 ID:YP2

当然苦情はM田さん家に行くわけだが、両親はやはり
「いつかやる気さえ~」
でノラクラかわしてニート長男は相変わらずのさばっていた。

その長男が去年ついに捨てられた。
長男を残してM田さん両親と妹が引っ越してしまい、しばらくニート長男だけが住んでいたが、ある日解体業者が来て家を壊してしまい、長男はどこへ行ったのか行方知れずとなった。

くわしい事情をずっと知らなかったのだが、先日町内会長からいきさつを聞いた。
ニート長男がある日夕食の席で
「日本は年寄りと女を甘やかし過ぎだ。姥捨て山とバ.イ.シ.ュ.ン.宿を復活させろ」
と大演説したらしい。

M田両親は
「ああそうか、わしら年寄(両親)と女(妹)はコイツにとっては本当にいらん存在なんだな」
と目が覚めた思いがしたそうで、そっからサクサク動いて引っ越しに至ったんだそうだ。

M田家跡地は今更地で、売れる気配はない
長男が今なにしてるのかもわからない。

あんだけ長年ダラダラズルズル甘やかしてきたのに、些細なきっかけで捨てられるもんだなとチト衝撃だった。






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